クリニックの会計待ちを改善しませんか?業務改善助成金を活用した「自動精算機」導入のメリットを社労士が解説

クリニックを経営されている先生から、

「受付がいつも忙しそう。」

「会計待ちが長くなってしまう。」

「レジ締めに時間がかかる。」

このようなお話を伺うことがあります。

診察が終わっても、受付で患者さんが並び、会計を待つ光景は珍しくありません。

受付スタッフは電話対応をしながら、保険証の確認や処方箋のお渡し、次回予約の受付、会計まで対応しています。

患者さんが増えれば増えるほど、受付業務は忙しくなります。

そこで近年、多くのクリニックで導入が進んでいるのが「自動精算機」です。

今回は、業務改善助成金を活用した自動精算機の導入について解説します。


目次

「受付が一番忙しい時間」はありませんか?

クリニックでは、

診察室が空いていても、受付だけが混雑していることがあります。

例えば午前診療の終了前。

診察を終えた患者さんが一斉に受付へ向かうため、

会計待ちの列ができることがあります。

受付スタッフは、

・会計

・領収書の発行

・お薬の案内

・電話対応

・予約受付

を同時に行わなければなりません。

「電話が鳴っているけど出られない。」

「患者さんをお待たせしてしまう。」

そんな経験があるクリニックも多いのではないでしょうか。


自動精算機は受付スタッフを減らすための設備ではありません

「自動精算機を入れれば受付を一人減らせますか?」

このような質問をいただくことがあります。

しかし、自動精算機は人を減らすための設備ではありません。

受付スタッフが行っている

「現金の受け渡し」

という作業を機械が代わりに行うことで、

スタッフは本来行うべき業務へ集中できるようになります。

例えば、

患者さんへの説明

高齢の患者さんへの対応

予約変更

電話対応

など、人にしかできない仕事へ時間を使えるようになります。


会計ミスを減らせる

現金を扱う以上、

どれだけ注意していても、

お釣りの渡し間違いや入力ミスが起こる可能性があります。

閉院後、

「レジが5,000円合わない。」

という経験をされたことがある先生もいらっしゃるでしょう。

その原因を探すために、

レシートを確認したり、

現金を数え直したり、

スタッフ全員で確認したり…。

こうした時間は、クリニックにとって生産的な時間とは言えません。

自動精算機を導入することで、

現金管理のミスを大幅に減らせる可能性があります。


レジ締め時間の短縮にもつながる

診療が終わった後も、

受付スタッフには仕事が残っています。

その一つがレジ締めです。

現金を数え、

売上を確認し、

差異がないかチェックする。

忙しい日は30分以上かかることもあります。

自動精算機は売上データと連携できる機種も多く、

レジ締め業務の時間短縮にもつながります。

閉院後の残業削減にも期待できます。


感染症対策として導入するクリニックも増えています

新型コロナウイルス以降、

患者さんと現金を直接やり取りしない仕組みを導入するクリニックが増えました。

患者さん自身が精算機を操作するため、

現金の受け渡し回数を減らすことができます。

また、

キャッシュレス決済に対応した機種であれば、

現金に触れる機会をさらに減らすことができます。

患者さんにとっても安心感につながるポイントです。


自動精算機の導入費用はどれくらい?

クリニック向け自動精算機は、

機能によって価格が異なりますが、

一般的には150万円~400万円程度が相場です。

診療報酬システムとの連携やキャッシュレス決済機能などを搭載した機種では、300万円前後になるケースも珍しくありません。

今回は、

導入費用300万円

として考えてみます。


業務改善助成金を活用した場合

例えば埼玉県のクリニックで、

事業場内最低賃金1,141円のスタッフ5名の時給を90円以上引き上げるケースを考えてみます。

90円コース・5人以上の区分では、助成上限額は270万円です。

自動精算機導入費用が300万円、

助成率が3/4の場合、

助成対象額は225万円となります。

つまり、

設備投資額 300万円

助成金   225万円

自己負担   75万円

となる可能性があります。

300万円の設備投資でも、助成金を活用することで導入しやすくなるケースがあります。

※実際の支給額は事業場内最低賃金や助成対象経費などによって異なります。


人手不足対策としても効果が期待できます

医療業界でも、受付スタッフの採用が難しくなっています。

募集を出しても応募が少ない。

採用しても長く続かない。

そんなクリニックも少なくありません。

だからこそ、

「人を増やす」

だけではなく、

今いるスタッフが働きやすい環境を整えることも重要です。

自動精算機は、

受付スタッフの負担を軽減し、

患者さんへの対応品質を維持しながら業務効率を高める設備と言えるでしょう。


まとめ

自動精算機には、

・会計待ち時間の短縮

・受付スタッフの負担軽減

・会計ミス防止

・レジ締め時間の短縮

・感染症対策

など、多くのメリットがあります。

特に、

「受付がいつも混雑している。」

「レジ締めに時間がかかる。」

「受付スタッフの負担を減らしたい。」

というクリニックにはおすすめの設備です。

業務改善助成金を活用すれば、高額な設備投資でも負担を抑えながら導入できる可能性があります。

設備更新を検討されている場合は、一度活用を検討してみてはいかがでしょうか。


さいたま市/社会保険労務士渡邉事務所では

さいたま市にある社会保険労務士渡邉事務所では、クリニック・歯科医院向けの業務改善助成金申請をサポートしております。

「自動精算機は助成金の対象になるのか知りたい。」

「どのコースで申請すればよいか相談したい。」

「助成金を活用して設備投資を進めたい。」

このようなお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

サービスに関するご相談・お見積りのご依頼は
下記より気軽にお問合せください

自動精算機は業務改善助成金の対象になりますか?

生産性向上につながる設備として認められれば、対象となる可能性があります。

自動精算機の相場はいくらですか?

一般的には150万円~400万円程度です。電子カルテやレセコンとの連携機能によって価格は変わります。

小規模なクリニックでも導入するメリットはありますか?

はい。受付スタッフの負担軽減や会計ミス防止、レジ締め時間の短縮などの効果が期待できます。

キャッシュレス決済にも対応できますか?

機種によりますが、クレジットカードやQRコード決済などに対応したモデルも多くあります。

自動精算機を購入してから助成金を申請できますか?

原則としてできません。交付決定前に契約・購入すると助成対象外となるため、事前の申請が必要です。

この記事を書いた人

社会保険労務士 渡邉事務所
渡邉拓弥

渡邉事務所代表。さいたま市を中心に助成金申請・労務管理・就業規則・障害年金など中小企業をサポート。

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