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求人を出す前にやっていますか?中小企業の採用で最初に準備すべきこと

「人が辞めてしまった。
早く求人を出さないと」
「人手が足りないから、
とりあえず求人サイトに掲載しよう」

採用が必要になると、どうしても最初に「求人を出すこと」を考えてしまいます。

しかし、求人を出す前の準備が十分にできていないと、

  • 「応募が来ない」
  • 「欲しい人材から応募が来ない」
  • 「面接してみたら、会社が求めている人と違った」

といったことが起こりやすくなります。

特に中小企業の場合、採用に使える時間も予算も限られています。

だからこそ、いきなり求人原稿を作るのではなく、

求人を出す前に「採用の材料」を揃えることが大切です。

では、具体的に何を準備すればよいのでしょうか。

01.まずは採用条件を整理する

採用条件を整理する打ち合わせの様子

最初に整理したいのが、給与や休日、勤務時間などの基本的な採用条件です。

例えば、

  • 給与はいくらにするのか
  • 勤務時間は何時から何時までか
  • 年間休日は何日か
  • どのような手当があるのか
  • どのような働き方ができるのか

こうした条件を整理していきます。

「そんなことは求人を出すときに決めればいい」と思うかもしれません。

しかし、採用条件は求人の土台です。
ここが曖昧なままでは、その後の採用戦略も決められません。

また、給与を決める際には、採用する人だけを見るのではなく、現在働いている社員とのバランスも重要です。

「応募を増やしたいから、新しく採用する人の給与だけ上げる」

という決め方をすると、既存社員との給与バランスが崩れる可能性があります。

採用だけを見るのではなく、入社後のことまで考えて条件を決めておく必要があります。

02.社員に「自社の良いところ」を聞いてみる

会社の魅力について社員の声を聞く様子

次にやってみていただきたいのが、現在働いている社員への聞き取りです。

経営者が考えている会社の魅力と、社員が感じている会社の魅力は、必ずしも同じとは限りません。

例えば経営者は、

「給与が比較的高いことがうちの魅力だ」

と思っていても、社員は、

  • 「休みの相談がしやすい」
  • 「社長との距離が近い」
  • 「未経験でも丁寧に教えてもらえた」

といった部分に魅力を感じているかもしれません。

実際に働いている人だからこそ分かる会社の良さがあります。

求人を作る前に社員の声を集めてみると、経営者だけでは気づかなかった求人で使える材料が見つかることがあります。

03.ライバル会社の求人を調べる

自社の条件を整理したら、次に確認したいのが競合企業の求人です。

求職者は、自社の求人だけを見て応募を決めているわけではありません。
同じ地域、同じ職種の求人と比較しています。

例えば、

自社:月給25万円・年間休日120日
A社:月給28万円・年間休日105日
B社:月給24万円・年間休日125日

だったとします。

この場合、「月給25万円」という数字だけを見ても、それが採用市場の中で高いのか低いのか分かりません。

競合と比べて初めて、自社の立ち位置が見えてきます。

そして重要なのは、すべての条件で競合に勝つ必要はないということです。

  • 給与では負けているけれど、休日では勝っている。
  • 休日は少ないけれど、給与は高い。
  • 給与も休日も大きな差はないけれど、教育体制には自信がある。

こうした違いを把握することで、「今回の求人では何を魅力として伝えるのか」を考えやすくなります。

04.どんな人を採用したいのか具体的にする

採用したい人物像を話し合う様子

条件や競合の状況が分かってきたら、採用したい人物について考えます。

ここで、

「若くて、経験があって、真面目な人」

くらいで終わらせないことがポイントです。
例えば、

  • 「今はどんな会社で働いているのか」
  • 「どんな仕事を何年くらい経験しているのか」
  • 「なぜ転職を考えているのか」
  • 「転職先に何を求めているのか」

まで考えていきます。

さらに、

「現在働いている社員でいうと、誰のような人を採用したいか」

と考えてみるのも一つの方法です。

ここまで具体的になると、求人で誰に向けて何を伝えるべきなのかが見えてきます。

05.最後に「何を一番伝える求人にするか」を決める

ここまで準備して、ようやく求人原稿の方向性を決めます。

採用条件。
社員から集めた会社の魅力。
競合企業との違い。
採用したい人物。

これらを材料にして、

「今回の求人では、何を一番の魅力として伝えるのか」

を考えます。

例えば、給与では競合に勝てないものの、休日が多く残業も少ない会社であれば、

「仕事だけでなく、自分や家族との時間も大切にしたい人」

に向けた求人が考えられます。

反対に、休日は少なめでも給与水準が高いのであれば、

「しっかり働いて収入を上げたい人」

に向けた求人にする方法もあります。

会社の魅力を何でも詰め込むのではなく、採用したい人に合わせて、伝える内容を決めることが重要です。

求人原稿を作るのは「準備が終わってから」

採用というと、求人サイトへの掲載や求人原稿の作成から始めてしまいがちです。

しかし、その前に、

採用条件を整理する
↓
社員の声を集める
↓
競合求人を調べる
↓
採用したい人物を具体的にする
↓
求人で何を伝えるか決める

という準備をしておくことで、求人原稿の方向性は大きく変わります。

「応募が来ないから媒体を変える」
「応募が来ないから給与を上げる」

とすぐに考えるのではなく、まずは求人を出す前の準備から見直してみてはいかがでしょうか。

社会保険労務士 渡邉事務所では採用支援に力を入れています

社会保険労務士 渡邉事務所の採用支援

さいたま市にある社会保険労務士 渡邉事務所では、社会保険手続きや給与計算、就業規則の作成といった一般的な社労士業務だけでなく、中小企業の採用支援にも力を入れています。

単に求人原稿を作成するだけではなく、採用したい人物の整理や競合求人の確認、自社の魅力の整理など、求人を出す前の段階から一緒に考えていきます。

  • 「求人を出しても応募が来ない」
  • 「自社の魅力が分からない」
  • 「どんな人を採用すればよいのか整理できていない」

といったお悩みがございましたら、社会保険労務士 渡邉事務所までお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

社会保険労務士 渡邉事務所
渡邉拓弥

渡邉事務所代表。さいたま市を中心に助成金申請・労務管理・就業規則・障害年金など中小企業をサポート。

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