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求人を出す前にまず決めたい「採用ターゲット」とは?

「求人を出しているけれど、なかなか応募が来ない」
「応募は来るけれど、採用したいと思える人がいない」

このような場合、求人原稿を書き直す前に、一度確認していただきたいことがあります。

「今回の求人で、どんな人を採用したいのか」が具体的に決まっているでしょうか。
  • 「経験者が欲しい」
  • 「できれば20代、30代がいい」
  • 「長く働いてくれる人がいい」

ここまでは決まっていても、もう少し具体的に聞いてみると、意外と答えられないことがあります。

求人原稿を作る前に、まずは「誰に応募してもらいたいのか」を決める。

採用活動では、ここが非常に重要です。

「経験者募集」だけでは、まだ広すぎる

採用したい人物像を具体的に考えるイメージ

例えば、営業職を募集するとします。

「営業経験者を採用したい」

これも一つの条件ですが、もう少し掘り下げて考えてみましょう。

  • どんな会社で働いている人なのか。
  • 何年くらい営業を経験している人なのか。
  • 現在はどんな仕事をしているのか。

ここまで考えると、採用したい人物が少しずつ具体的になってきます。

例えば、

「同業他社で営業として3年程度働いていて、基本的な営業の流れは理解している人」

まで決めれば、「営業経験者」という言葉だけよりも、かなりイメージしやすくなります。

さらに具体的にするのであれば、

「実際の会社名を5社くらい挙げるとしたら、どこで働いている人が欲しいか?」

と考えてみる方法もあります。

また、現在働いている社員の中に、

「この社員みたいな人をもう1人採用したい」

と思える人がいれば、その社員を参考にする方法もあります。

最初から架空の人物を一から作るよりも、実際の社員や同業他社をイメージした方が、採用したい人物を具体化しやすくなります。

次に「その人がなぜ転職するのか」を考える

転職を考える理由や働き方を検討するイメージ

採用したい人物が見えてきたら、もう一歩進めます。

その人は、なぜ今の会社を辞めようと思うのでしょうか。

例えば、

「会社の将来性に不安がある」
「上のポジションが詰まっている」
「全国転勤がある」
「給与をもう少し上げたい」
「新しい仕事に挑戦したい」
「結婚を機に地元で働きたい」

など、転職を考える理由はいろいろあります。

ここまで考える理由は、求人原稿で何を伝えるべきかを決めるためです。

例えば、

「同業他社で3年間営業をしている。結婚を機に、全国転勤のある会社から地元で長く働ける会社へ転職したい」

という人を採用したいとします。

この人に対して、

「営業経験者歓迎!」

だけでは、自社で働く魅力はほとんど伝わりません。

一方で、自社に転勤がないのであれば、

「転勤なし。地域に根付いて長く働けます」

という情報は、その人にとって大きな判断材料になる可能性があります。

つまり、「誰を採用したいか」を決めると、「求人で何を伝えればよいか」も見えてくるのです。

「その人が自社を選ぶ理由」まで考える

そして、もう一つ考えたいのが、

「その人が転職するとして、なぜ自社を選んでくれるのか?」

ということです。

会社側が「この人を採用したい」と思っていても、相手から選んでもらえなければ採用にはつながりません。

先ほどの例であれば、

「転勤がない」

という点が理由になるかもしれません。

別の会社であれば、

「経験を活かして上のポジションを目指せる」
「これまで経験できなかった仕事に挑戦できる」
「給与アップを目指せる」
「家庭と両立しやすい」

などが理由になることもあります。

採用したい人物が今の会社を辞める理由と、自社に入社する理由。

この2つをセットで考えてみると、求人でアピールすべきポイントがかなり明確になります。

正社員とパートでは、採用したい人も違う

もう一つ注意したいのが、募集する職種や雇用形態ごとに採用したい人物を考えることです。

例えば、同じ看護師を募集する場合でも、

「正社員として働きたい看護師」

と

「週2~3日程度働きたいパート看護師」

では、仕事を探している理由も、勤務先に求める条件も違う可能性があります。

営業と事務でも当然違います。

複数の職種を募集する場合に、「うちが欲しい人材はこんな人」と一括りにするのではなく、求人ごとに採用したい人物を考えることが大切です。

たくさんの応募より「採用したい1人」からの応募

中小企業の採用では、大量の応募を集めることだけが成功ではありません。

例えば20人から応募があっても、会社が求めている人が1人もいなければ、採用にはつながりません。

反対に、応募が1人だったとしても、

「まさにこういう人に来てもらいたかった」

という人が応募してくれて、そのまま入社につながればどうでしょうか。

採用活動としては十分に意味があります。

そのためには、求人を出す前に、

「誰にでも応募してもらえる求人」を作るのではなく、「採用したい人に届く求人」を作ること。

そして、その第一歩が採用ターゲットを決めることです。

求人原稿を書き始める前に、まずは次の3つを考えてみてください。

01 「どんな会社で、どんな仕事をしている人が欲しいのか」
02 「その人は、なぜ転職しようと思うのか」
03 「その人は、なぜ自社を選んでくれるのか」

ここまで具体的に考えられると、求人で伝えるべき内容も大きく変わってきます。

「とりあえず求人を出す」のではなく、まずは「誰に来てほしい求人なのか」を決める。

採用活動は、そこから始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

企業の採用について相談するイメージ

社会保険労務士 渡邉事務所では、社会保険の手続きや給与計算、就業規則の作成といった一般的な社労士業務だけでなく、中小企業の採用支援にも力を入れています。

  • 「求人を出しているけれど応募が来ない」
  • 「応募は来るけれど、なかなか採用につながらない」
  • 「自社に合う人を採用するには、どんな求人にすればよいか分からない」

こうした採用のお悩みに対して、単に求人原稿を作成するのではなく、どのような人を採用したいのかというターゲットの整理から、求人内容の見直しまで一緒に考えていきます。

採用は、人を入社させれば終わりではありません。

自社に合った人を採用し、その人に長く活躍してもらうことが大切です。

「採用について一度相談してみたい」という段階でも構いません。

採用にお悩みの企業様は、社会保険労務士 渡邉事務所までお気軽にご相談ください。

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下記より気軽にお問合せください

この記事を書いた人

社会保険労務士 渡邉事務所
渡邉拓弥

渡邉事務所代表。さいたま市を中心に助成金申請・労務管理・就業規則・障害年金など中小企業をサポート。

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