そうして掲載を延長した求人、前回とどこか変えていますか。
仕事内容も、写真も、募集条件もそのまま。変わったのは掲載期間だけ。
それでも応募が来なければ、「やっぱり中小企業の採用は難しい」と感じてしまうかもしれません。
もちろん、すぐに応募が来るとは限りません。ただ、反応がない理由を確かめないまま待ち続けるのは、もったいないと思います。
見られているのに応募されないのか。応募はあるのに面接に来てもらえないのか。そこが分かれば、次にやることも変わります。
今回は、求人を出した後に何を確認し、どう直していけばよいのかをお伝えします。
01.「応募が来ない」で話を終わらせない
採用できないとき、すべてを「応募が来ない」の一言で片付けていないでしょうか。
例えば、求人の詳細ページをほとんど見られていない会社と見られているのに応募されない会社では同じ直し方にはなりません。
「給料が低いからだろう」「今は人手不足だから仕方がない」と結論を出す前に、自社の求人で何が起きているかを確かめることが先です。
02.感覚だけでなく、数字を一度見てみる
求人を掲載している媒体で、どんな数字を確認できるかご存じですか。
表示回数や詳細ページの閲覧数、応募数など、確認できる項目は媒体によって異なります。
まずは、分かるものだけでも見てみてください。
例えば、応募が2件あったとしても、前回より増えたのか、掲載期間が長かっただけなのかで受け止め方は変わります。
また、応募が増えても、仕事内容や勤務条件の認識が合わない方ばかりであれば、手放しでは喜べません。
数字を見る目的は、担当者を責めることでも、立派な報告書を作ることでもありません。次にどこを直すかを決めるためです。
03.見られていないなら、まず入口を変える
本文を一生懸命書き直しても、そもそも開いてもらえていなければ、その内容は届きません。
最初に確認したいのは、求人一覧に出ているタイトルです。
「業務スタッフ」「総合職」など、社内では通じる名前でも、求職者には何をする仕事か分からないことがあります。
勤務地や給与など、一覧に表示される情報も確認してください。管理画面だけで済ませず、求職者が見る画面で、自社の求人がどう見えているかを確かめます。
社長自身が初めて見るつもりで読んだとき、仕事内容が分かるでしょうか。詳しく見たいと思えるでしょうか。
また、掲載先が採用したい人に合っているかも確認が必要です。媒体の担当者がいるなら、閲覧状況や掲載設定について相談してみてください。
04.見られているのに応募がないなら、何が不安なのかを考える
求人を読んだ方が、応募ボタンを押す前に迷うとしたら、何が気になるでしょうか。
- 「未経験歓迎とあるけれど、どう教えてもらえるのか」
- 「仕事がいろいろ書いてあるが、最初から全部できないといけないのか」
- 「給与に幅があるけれど、自分はいくらから始まるのか」
会社にいる人には当たり前でも、外からは分からないことがあります。
「丁寧に教えます」と書くなら、誰が、どんな仕事から教えるのかまで説明する。「幅広い仕事を経験できます」と書くなら、任せる順番や相談先も伝える。
魅力的な言葉を増やす前に、応募するうえで分からないことが残っていないかを読んでみてください。
応募時の手間も確認したいところです。入力項目や提出書類は、すべて最初の段階で必要でしょうか。
05.「今回はここを直す」と決めてから変える
反応がないと、タイトルも写真も本文も、全部変えたくなるかもしれません。
しかし、一度に変えてしまうと、その後に応募が増えても、何がよかったのか分かりにくくなります。
まずは、今回直すところと、その理由を決めましょう。
このくらいの整理で構いません。
そして、変更した後の反応を見て、次を考えます。これが、求人公開後のPDCAです。言葉は難しく聞こえますが、やることは「考えて直す、反応を見る、また直す」という繰り返しです。
採用する時期や競合の募集状況も変わります。一度の結果で正解を決めつけず、変更の記録を残しながら確かめていきましょう。
06.応募してくれた方に、聞いてみる
数字を見ても、応募者の気持ちまでは分かりません。面接で話せる機会があれば、こんなことも聞いてみてください。
- 「求人のどこを見て、応募しようと思いましたか」
- 「応募する前に、分かりにくかったことはありましたか」
- 「今日話を聞いて、思っていた内容と違うところはありましたか」
会社が強みだと思っていたことと、応募者が魅力を感じたことが違う場合もあるでしょう。
また、面接辞退や内定辞退について、理由を伺えることもあります。無理に聞き出す必要はありませんが、教えていただけた内容は、次の採用を考える材料になります。
返事がなければ、理由は分かりません。「給料で負けたんだろう」などと決めつけず、確認できたことを残しましょう。
採用できた後も、「求人で聞いていた話と違わなかったか」を振り返ります。入社してもらうことと、働き続けてもらうことは、つなげて考えたいところです。
まとめ|次も同じ求人を出す前に
掲載を延長する前に、一度、今の求人を振り返ってみてください。
どれくらい見られたのか。何人が応募し、面接まで進んだのか。応募者は、どこに興味を持ってくれたのか。
そのうえで、「次はここを変えてみよう」と一つ決める。それだけでも、ただ待ち続ける採用から、一歩進めます。
求人を作って終わりではなく、公開後の反応を見ながら改善し、入社後に働き続けてもらえる職場づくりまで考える。それが、私たちが大切にしている採用・定着支援です。
- 「求人を出しているのに、応募が来ない」
- 「何を直せばよいのか分からない」
- 「採用しても、すぐに辞めてしまう」
そうしたお悩みがあれば、さいたま市の社会保険労務士 渡邉事務所へご相談ください。
今出している求人を見ながら、どこで止まっているのか、次に何を変えるのかを一緒に整理していきましょう。
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